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モスモス−もう一人の自分を楽しめる場所−7話

ライター:空色のカンガルー


MVP登場を遠慮させて頂いて、何だかちょっとフクザツな気持ちのまま、
16号の募集に応じようと、15号の奥付を見てみました。
しかし、そこには投稿意欲をそそるテーマが一つもありませんでした。こんなことは初めてです。

時間をかけてじっくり考えれば、何かひねり出せるようにも思われたのですが、
今までの作品はすべて、テーマを見た瞬間にひらめいたことをすぐに形にすることで
生み出されてきたので、今回は多分投稿しないだろうな、と思えてきました。
2,3日、15号を見ながらあれこれイメージをふくらませてみましたが、結局何も思い浮かばず、
16号はキャンセルすることに決めました。

4号から19号までの中で、唯一投稿しなかった(多分)のが、この16号でした。
手元にある”モスモスファイル”には、「モスモス」と、モスから送られてきた手紙類が全部収めてある
のですが、この号だけは、近所のモスでもらってきた「もすもす」一冊が入っているだけです。


次ぐ17号は、「花園御殿」「偶然ハント」「熟女ボーン」「お寝坊狩り」の4つのテーマでした。
後の二つはひらめかなかったのですが、前の二つは、見た瞬間にピンとひらめくものがあり、
短い時間に、手元の紙とパステルを使って何枚かの花の絵を描き、便箋に思いついた(創作したも
のもある)”偶然”をいくつも書き並べていました。
そして、すぐにそれらを封筒に入れ、「〜17号の課題は取りかかりやすく、いい暇つぶしになりまし
た。〜」などという小生意気なメッセージを書き加えて送りました。
編集部の方は、その返事に「『〜17号の課題は〜』というお手紙を読んで指をくわえた私。
さすが常連さんの言うことは違うわ。格が。」などと書かれ、ちょっと恥ずかしくなってしまいました。

17号では、「花園御殿」で2度目の大賞を受賞しました。
パステルの色を変えて小さな四角を描き並べ、モザイクをかけたような花を
「モザイ花(か)」などと名付けて出品したものが採用されたわけです。
以前大賞を取ったお面の時も、紙袋に穴を開けただけ、今回もカナリ手抜きだったのに、大賞なんて
頂いていいのかな、とも思いましたが、まぁ所詮はお遊びの「モスモス」だから、と思うことにしました。

賞品の名刺の肩書きは「花咲か兄さん」。
これまた思わず笑ってしまいました。
びっくりしたのは、私が応募しなかったテーマで、同じ人が大賞を受賞していたことです。
どうも自分はアート系よりもキャッチコピー系は苦手だなぁ、との感を新たにしました。

18号のテーマはアート系1、コピー系2、ストーリー系1でした。
自分はアート系でしか勝負できないだろう、と思い、倉敷店店員の野崎さんの写真を使って
アート系の作品を作る、「コラ野崎!」のみに応募しました。
このテーマでは、前もって編集部に手紙を出し、野崎さんの写真のコピーを送ってもらい、
それを使って作品を制作するものだったので、早速手紙を送り、コピーを送ってもらいました。
届いてみるとカナリの枚数で、しかも、野崎さんには申し訳ないのですが、カナリ濃い顔の写真ばかり。いささか辟易してしまいました。
中からちょっと変わった表情のものをいくつか選び、例によって書道作品と組み合わせ作品に仕立ててみました。
身近にあったシールやステッカーなども適宜張り足してみました。

採用されたのは、半紙に「希望の光」と書き、「の」の部分に、「の」の字を書く代わりに野崎さんの写真を貼り付け、
ノックダウンされたかのように、目のまわりに青い丸い輪の形のシールを貼り足したものでした。
選評には「特殊なアプローチ」と書かれ、例によって他の作品群の中でも異彩を放っているなぁ、などと自画自賛した次第でした。


まさか次号が最終号になる、などとは考えもせずに・・・

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