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モスモス−もう一人の自分を楽しめる場所−1話

ライター:空色のカンガルー


私が「モスモス」と出会ったのは、大学3年の時でした。
例によって友達の家にたれ込んでだべっていた夜、
小腹の空いた誰かが「モスバーガー行こうゼ。」と言い出しました。

酒を飲んでいなかった私が車を運転し、車で20分ほどかかるモスへ行きました。
 (因みにモス行ったのは、その時が初めてだったのです!)

初めて食べたのは、確かモスバーガーとジンジャーエールとポテトだったと思います。
バーガー類は、マックやロッテリア、ケンタッキーのしか食べたことがなかった私にとって、
他と全く異なる、分厚いトマトの挟まったモスバーガーは、新鮮な驚きでした。

そして、その出来上がりを待っている時に友人が手にしたのが、「モスモス」だったのです。
まさに運命的な出会いでした。


私は大学ではART系の学部に在籍しており、
一緒にモスに行った友達も彫刻家や画家、デザイナーのタマゴ達でした。
はじめに「モスモス」に関心を示したのは、グラフィックデザイナー志望の友達でした。
 (因みにその友達が描くイラストは、今思うとシゲチャンと相通じる世界があり、関心を持つのもよくわかる気がしました。)

彼がモスモスをぱらぱらとめくり終わると、最後のページに目をやり、
 「『モスモス書道塾』だってよ。○○〈私の本名〉応募してみなよ。」と言いました。

まだ将来については未定だったけれど、
テレビや商品の題字を書いてみたいなどということも夢見ていた私は
自分の書が、専門家以外の人にどう評価されるのか関心もあったので
いっちょやってみるかと考え、モスモスを持ち帰ることにしました。
 (その時のモスモスは今でも書架にあります。)

今でも思うのは、あの時友達がモスに行こうと言い出したから、
そして、モスモスを手に取ってくれたから、さらに書道塾の募集をしていて、
「出してみないか」と声をかけてくれたから「モスモス」に投稿することになったのです。
今では友達に感謝感謝です。
 (因みにその友達は後に某有名企業のデザイナーとなり、彼のデザインした商品は
  このHPをご覧の皆さんのお宅の、特に台所や洗面所、お風呂場周辺に必ず一つくらいはあるはずです。)


さて、モスで空腹を満たした後友達の部屋に戻り、
そして自分の部屋に戻って、早速作品の構想を練り始めました。
言葉は何にするか、書風はどうするか、道具はどう工夫するか、等々。

しかし、悲しいことに私はモスモスに掲載された作品群の「遊び」の要素にまだ気づけていませんでした。
よって、その場でできあがった3点ほどの作品は、ごく常識的な当たり前の書道の作品でした。
でも、自分なりには楽しんで書けたので、そのまま送ってしまいました。
掲載されるとも思っていなかったので、そのまま本名で出してしまいました。

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