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モフオフのあとしまつ−2話

ライター:ブロイラー


ブロイラーの書き込みに対して、∋(◎v◎)さんは
 「ぜひ お目にかかり、、たい。と ぞんじます
 ある雛はサインを おねだりする色紙を用意する都合など....」
というレスを残して下さった
(どうやら、∋(◎v◎)さんとリュヌさんはブロイラーを大物とカン違いしているらしい)。

思いがけないこのレスから話が進み、シゲチャンランドでお会いすることになった。
さらに、このやりとりを見ていた、ねこんさんから
 「自分も『シゲチャンランド』行きたいです。夏に行き損ねたので…」
というメッセージをいただいた。
このあたりから話は単なる旅行からプチオフ会めいたものになっていく。

さらに、プチオフ会に向けての話題で賑わう掲示板に惹きつけられたのか、
モスモスの真の大物投稿者、空色のカンガルーさんが
 「31日、日帰り女満別往復ランド&プチオフ会ツアーなんてのをひそかに考え始めたワタクシであります・・・」
という書き込みを残していった。

モフモフを立ち上げた際、モスモスの常連さんがウェブ上で出てくればいいな、とは考えていたものの、
空色のカンガルーさんのような大物に実際にお会いできるとは思っていなかった。
これはもし実現したらすごいことだぞ・・・とブロイラーはほのかな期待を持ち始めた。
しかし、なにぶん空色のカンガルーさんは現在群馬県在住。
日帰りで北海道はさすがにきついし、オフ会にどれだけ参加できるかもわからない。
変に期待しても後で失望するだけ、とはやる心に釘をさしておいた。

 「無理なさないで下さいね」

ブロイラーに言えるのはこれくらいのことだけだった。
あまり期待しないでおこう、と思っていた数日後、
空色のカンガルーさんから短いメッセージを頂いた。

 「チケット手配などしてみました。」

話は急速に現実味を帯びていった。
しかし、北海道に何万もかけて来ていただいてもランドに滞在できるのは3時間弱。
しかも空色のカンガルーさんはランドには夏にも来ている。
本当にお越しいただいていいものか?

分別ある大人の方の判断なので、私がとやかくいうことではないのだが、
無理をして来ていただいても、それ相応の見返りというのは全く保証できない故、
期待とともに心苦しさの入り混じった感情だった。

 「本日幸い仕事が休みなので、チケット&レンタカーの手配すませました。
  皆さんとご一緒できるのはせいぜい2,3時間だとは思いますが、よろしくお願いします。」

ブロイラー出発の前日に空色のカンガルーさんからのメッセージが届いた。
ブロイラーの不安とは関係なく、物事は進んでいくのだ。

 「すごいことになった・・・」

ブロイラーはただただそう思いながらパソコンのディスプレイを眺めた。

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