阿寒にある民宿「桐」で一泊して、朝になると雨が降っていた。
今日はオフ会なのにこれじゃあ外のテーブルは使
えないかなぁと思いながら傘をさして表へ出た。
この日は∋(◎v◎)さんと娘さんのリュヌさんが車で迎えに来てくれる
(本当にいろいろな方にお世話になった)。
アイヌコタンの駐車場にそれらしき車が止まった。
∋(◎v◎)さんとリュヌさんだ。
「はじめまして、○○です。」
∋(◎v◎)さんの車に乗せていただく。
∋(◎v◎)さんは車を駆りながらお土産にと綺麗なエゾマツのマツボックリをくれた。
あたりは雨の中国道を走っていく。
ランドにつくとはっきりしない天気ではあったが、雨は降っていなかった。
ランドにつくまでの山の斜面であらかた雨は降り尽くしているのかもしれない。
何にせよラッキーだ。
大西さんはいらっしゃいという感じで迎えてくれた。
「ここお借りします」
と∋(◎v◎)さんとリュヌさんは早速カセットコンロなどや食材を持ち出し、
手際よく食事の準備を始めた。手伝おうにも勝手がわからず邪魔になるだけだったので、
その間にもう一度ランドの作品を見てまわることにした。
アイハウスに入ると電気がまだついていなかった。
スイッチがどこか分からなかったのでそのままで見ていると、
大西さんが電気をつけて入ってきた。
「アイハウスが一番お気に入りなんです。」
「そう。ここは北海道に移ってから作った作品なんだよね。」
「アイハウスって子供が見たらトラウマになりそうな雰囲気ありますよね。」
「クックックッ。」
「でも、怖いっているのもひとつの心の動きですからね。」
大西さんはランド住民たちを見ながら話し出す。
「ここで泣き出しちゃった人がいてね。女の人なんだけど、圧倒されて・・・
あと、障害者の人とか来るとランドにいると楽だと言ってくれるね。」
ランドにいると楽・・・確かにそう思う。理屈ではうまく説明できないのだけれど、
ここでは全てが肯定される気になる。どんな生き方でもいいのだ、と。
ランドに相田みつをのようなそんなメッセージが掲げられているわけではないのだけれども
不思議とそんな気がする。
多様なままに調和しているランド住民のせいだろうか。
それとも大西夫妻の大らかな人柄によるものなのか。
「東京とか都市部で展覧会なんかやらないんですか?」
「ランドがオープンする前に一回やったんだけどね。
そうすると輸送する間に折れちゃうんじゃないかとか心配で。
こっちもどこが弱いとかわかってるから。」
「あー、なるほど。立体だと大変ですよねぇ。」
そうこうしている間にねこんファミリーが到着。
ねこんさんと奥さんと二人のお子さん(なゆた君とるしゃな君)。
子供達は腕白盛りでつくやいなやランド内を走り回っている。
大西さんいわく「子供ってああして走り回って、見てないようだけれど、
後で聞くとどういうものがあったとかちゃんと覚えてて、結構ちゃんと見てるんだよね。」
屋外のテーブルで食事の準備が整った。
∋(◎v◎)さんは冷凍保存しておいたエゾシカの肉を振舞ってくれた。
これを胡椒をふりいただく、思ったほどクセがなくあっさりとした味わいで美味。
他に北海道といえばじゃがいも。これをホイル焼きにしてホクホクの状態でバターをつけて
食べる。
ココさんはワインを開け、アエプのパンとチーズを出してくれた。
これを今はレアになっている大西デザインのモスのノベルティーの皿に乗せる。
なんて贅沢な時間。
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